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2024.04.04
白内障手術患者中心のチーム医療をを考える会を発足しました!

私が開業して8年が過ぎ、開業時に考えていた「ライフワークとしての医療と、患者様から求められている医療の両立」は、
想像していた以上に難しい課題で、ときに妥協せざるを得ない状況に直面してきました。
しかしながら、「手術の正確性を追求し患者のライフスタイルに合わせた白内障手術」を実践する事が課題を解決する第1歩であると確信して以降、
振り返りと改善を繰り返し、さらにより高いレベルの医療の実現を目指してきました。

さらに、医療機関をサービス業と捉えてみると、ホテルやレストランあるいは航空会社にあって医療機関にはない、
おもてなしの文化を充実させることを試みるようになりました。
おもてなしとは、「かしこまりすぎても緊張が生まれ、親しすぎても馴れ馴れしく、程よい距離感で接し、お困りごとに寄り添いながら、
私たちのクリニックで体験してほしいと思う環境と医療を提供する事」であると考え、日々サービス品質の向上に励んでいます。

コロナウイルス感染拡大時には、Youtubeチャンネルを立ち上げ、手術を受けられる皆様の役に立つ情報を発信して参りましたが、
運用を開始して1年が経つ頃に大きな気づきがありました。それは、眼科医療に携わるすべてのスタッフが患者目線に立ち、
「より良い医療・質の高いサービスとは何か?」を考えるための交流の場がないということです。

学会ではEvidence Based Medicineを主軸に議論が交わされますが、患者が求める医療の提供方法についての議論は皆無と言ってもよいでしょう。
白内障手術を受ける皆さんには、
「何がなんだかわからない」
「趣味を存分に楽しみたい」
「家事が楽に出来れば最高」
「眼鏡ってどうなるの?」
「治療費が心配」
「合併症が不安」など、個人的な想いや精神的不安は様々に存在します。
疾患を治療する上で患者が必要としているものは何かを聴取し解決していかなければ、
より良い白内障手術・質の高いサービスは実現できないのではないかと考えています。

チーム医療とは「眼科医・看護師・検査員・事務員といった、すべての職種のスタッフが、
情報の共有、連携、効果的なコミュニケーションをとり、総合的なアプローチを通じて患者のニーズを満たし、
より効果的な治療とサービスを提供すること」と定義できるでしょう。

私たちが目指すべき患者中心のチーム医療を皆さんと一緒に考え、新しい眼科医療を創っていきましょう。

https://chsmp.jp/

南大阪アイクリニック 渡邊 敬三

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