• 2019.11.26

    気付けば12月

    なんと久しぶりに記事を投稿しようと開いてみると、
    前回の投稿は「あけましておめでとうございます」でした。
    2019年が明けてからサイトのリニューアル作業に取り組んでいたり、
    【白内障lab】 http://shoyokai.or.jp/lab という白内障情報サイトを作っていたりと、
    現在のサイトの更新を全くおろそかにしてしまいました。
    年明けから取り組んでいるサイトリニューアルですが、2020年春までにはなんとかなりそうですので、
    今しばらくお待ちください。

     

     

    さて、久しぶりに投稿は、当院では7月から使用しております、新しい多焦点(3焦点)眼内レンズ,パンオプティクス(Panoptix)についての話題です。
    7月から白内障手術時にご希望された方に使用し、現在およそ60例になっており、非常に高い満足度となっております。
    パンオプティクスの特徴としては、3箇所にピントが合う、つまり、遠(5M以上)・中(60cm)・近距離(40cm)に焦点が合うレンズであるということです。
    運転やテレビだけでなく、パソコンやスマホ、読書についても眼鏡なしで見えるというものです。
    現在個人輸入等にて使用されているFine Vision(PhysIOL社)やAtLisa(Zeiss社)と同系統のものですが若干見える距離に違いがあり、パンオプティクスはより生活距離に適したレンズです。
    現在までに本邦で発売されている2焦点レンズや焦点距離拡張型レンズ(これらは一般に多焦点レンズと呼ばれることが多い)の利点が遠近ともに視力があい、
    眼鏡の使用頻度が少ないことですが、本を読んだり裁縫をしたりする距離は拡大鏡を使うなどの工夫を要する場合もありますが、
    パンオプティクスはこれら全てが見えるレンズですが、薄暮時の見え方が悪い、ハローグレアといった光源を見たときに不快感を感じるなどいくつかの注意点があります。

     

     

    Lawless Mら1の報告によれば、術後視力は、裸眼の遠方視力、中間距離視力、近方視力は良好で、他の3焦点レンズであるAtLisaやFineVisionとほぼ同等であったとしています。
    またGarcía-Pérez JLら2は、明るい時、薄暮時ともに遠方、中間、近方の裸眼視力は1.0、0.8、1.0であり、2%(58人中2人)が術後の見え方に不満を持っており、
    5%(58人中3人)の患者は手術後に眼鏡を必要としたと報告しています。現在までに発売されている2焦点レンズとの比較においても、Mencucci Rら3は、
    2焦点レンズに比べ3焦点レンズの方が近見視力は有意に良いと報告しています。一方で薄暮時の視力については2焦点レンズと比較すると若干劣るとの報告もあり、
    夜に運転をしたり、出かける頻度が多い方の場合には、日中に比べると少し見えにくいことが気になるかもしれません。

     

     

    南大阪アイクリニックにおいて手術を受けられた皆様の術後視力はGarcía-Pérez JLらの報告とほぼ同等で、年齢を問わず遠方から近方まで非常に良い裸眼視力が獲得でき、
    現在まで眼鏡や拡大鏡が必要という方はおられず、『ゴルフボールがしっかり見える』『散歩が楽しくなった』『景色の綺麗さに感動した』『テレビを買い替えたみたい』など、
    明るいところでの見え方に非常に満足されています。また、『新聞や本も眼鏡なしで読める』『針に糸が通った』など近い距離の作業も難なく出来ておられるます。
    しかしその一方、多焦点レンズの見え方の特徴の一つであるハローといわれる光源の周りに出るボヤけたリング状の光を訴える方が多いことには注意が必要です。
    「手術前に聞いていたから気になりません」
    「運転の時にはちょっと気になります」
    「星空を眺める気分にはならないです」
    など、様々な声を頂きますが、夜間運転時の右左折時、交差点進入時の行き交う車のヘッドライトの周りにリングが出ていることで遠近感がつかみにくいという声が多く、慣れるまでは特に慎重に運転しましょう。
    また、もともと近視があり、20cmほどの距離で本を読む習慣のある方は、手術後少し見えにくさを感じる方もおられるので、手術後には本を読む距離を少し離すなど慣れが必要かもしれません。

     

     

    夜の見え方が気になる方にはパンオプティクスと比較し、夜間の見え方への不満の少ない2焦点レンズもありますが、大きな特徴として年齢によって視力の出方に差があることです。
    遠くは皆さん良く見えますが、40代から60代前半までの方では近くの視力がとても良い傾向にある一方で60代後半以降の方では小さい時を見るときは拡大鏡を使うという方が多くなります。

    以上のことから、お若い方、夜間の外出が多い方は今までの2焦点レンズを、夜は基本的に家にいるし運転もあまりしない、出かけるとしても食事に出かける程度、
    もしも気になるなら夜の運転はなるべく控える、という方は3焦点レンズを選ぶというのも良いでしょう。

     

     

    多焦点レンズ、3焦点レンズだけではなく、従来の単焦点レンズを含めた多くの選択肢がありますので、自分のライフスタイルに合ったレンズがどれなのか?
    手術後にやりたいことはどんなことなのか?
    当院では皆さんの過去・現在・未来に寄り添いご提案いたします。

     

     

    Lawless M et al. Eye Vis (Lond). 2017 Apr 4;4:10.
    García-Pérez JL et al. BMC Ophthalmol. 2017 May 17;17(1):72.
    Mencucci R et al. Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol. 2018 Oct;256(10):1913-1922.

     

     

    白内障ラボ http://shoyokai.or.jp/lab

  • 2019.01.04

    明けましておめでとうございます

     

     

    明けましておめでとうございます。
    本年も宜しくお願い申し上げます。
    本日より診療しております。

  • 2018.12.05

    2018年まとめ

    忙しさにかまけて更新をすっかりしないうちに2018年も終わりが近づいてしまいました。
    寒くなってまいりましたが、おかわりなくお過ごしでしょうか。

     

    2018年は年初におよそ8-10件/週で行っていた白内障手術が、現在は13-15件/週に増加し、
    特に以前に当院で手術を受けられた方からのご紹介で御来院頂く方が多くなり大変嬉しく、

     

     

    暗い中でも細かい字が見える!
    運転が怖かったけど今は楽しい!
    ゴルフボールがしっかり見える!

     

     

    皆さんの手術後の楽しいお話を励みにスタッフ一同頑張っております。

     

     

    皆さんにとって白内障の手術は一度きりだからこそ、
    お一人お一人の生活、趣味、夢にしっかり寄り添い、
    いくつになっても楽しい毎日が送れるお手伝いをしたいと思っています。

     

    院長 渡邊 敬三

  • 2018.05.21

    送別会

     

    4月で退職された看護師2名の送別会を行いました。

     

    僕が開業するにあたって、どうしても力を貸してほしいとお願いして2年間手術を手伝って頂いていました。
    手術室で働いた経験がなく、相当不安を抱えていたことだろうと思います。
    新しい場所で手術を始めるという大きなプレッシャーを僕自身が感じている中、最大限の努力を惜しまず
    働いてくれた2人には本当に感謝しています。

     

    手術を始めた当初は何をするにも指示を出さなければならなかったのに、今では手術の始まりから終わりまで、
    一言も声を出さなくても良いまでにリズムがあってきたのは、何よりも2人の努力の賜物です。

     

    僕の人生における大きな転換期に力を貸してくれた2人がいなくなるのはとても寂しいですが、
    これからもご縁がつながっていくことを期待するとともに、幸多い人生を送られることを祈念しております。

     

    院長 渡邊

  • 2018.04.02

    名称変更のお知らせ

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    長年皆様に親しんで頂いた平木眼科ですが、
    私が継承し2年が経過するのを機に、

     

    『南大阪アイクリニック』

     

    に本日より名称変更することにいたしました。

     

    これまで来院頂いていた皆様はもちろん、
    南大阪エリアにお住まいのより多くの皆様に当院をご利用いただきたいとの想いからです。

     

    これからも目でお困りの際は南大阪アイクリニックにご相談ください。

     

    院長 渡邊

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